[R-005]Animated

  • 2018
  • Japan
    Tokyo

ガラスメーカーAGCとの共同研究プロジェクト。車輪の再発明ならぬ、ガラスの再発明をしようと考えた。

ガラスは5000年前に古代メソポタミアで発見されて以来、ずっと身の回りにある素材だ。

硬くて、静かで、緊張感がある。ガラスといえばそんなイメージがないだろうか。では、もしも、柔らかくて、うるさくて、だらしない。そんなガラスがあったらどんな感じだろう。

そんなことを考えながら、まるで生きているかのように揺れて動くバネ状のガラスを制作した。指で弾くと、ガラスの食器が擦れ合うように、ガチャガチャ音を立ててはしゃいだように跳ねる。

AGCが得意とする、ガラスをしなやかにする化学強化処理によって、「はしゃぐガラス」は誕生した。この技術は、スマートフォンのカバーガラスなどに応用されている。

デザイン:DOMINO ARCHITECTS
エンジニアリング:高田徹
コラボレーター:AGC株式会社
写真:三嶋義秀

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