[F-001]BABEL

  • 2018-2019

架空のホームセンター「BABEL」を、3D空間の中に設計した。

ホルヘ・ルイス・ボルヘスの「伝奇集」に収録されている短編「バベルの図書館」では、無限に反復複製していく六角形の書庫に古今東西のあらゆる書物が所蔵されている。ホームセンター「BABEL」には、その図書館をモチーフにした空間の中に、古今東西のあらゆる金物の実物大の3Dデータが収録されている。

ボルト/ナット、足場単管、スイッチプレートやカーテンレール。ホームセンターで手に入るあらゆる金物の3Dデータが「BABEL」というひとつの建築の中にまとめられているので、製品同士を比較検討することができるし、それまで知らなかったアイテムに偶然出会うかもしれない。

陳列されているデータは3Dプリンターなどで現実世界に出力することで、実際に触ったり使ったりすることができる。もちろんシンプルに3DCADで家具などを設計する際の寸法資料として使ってもいいし、レンダリングなどの添景として使ってもいい。

金物の品揃えが増えるたびに、バベルは成長していく。建築はこの世界のどこにもないのに、道具さえあればどこからでも陳列されている品物を出力して触ることができる。物質と情報/アトムとビットの境界が曖昧になっていく。

BABEL

主要用途:店舗
制作:FICCIONES
ドローイング:yoh komiyama

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